個人向け印鑑にはフルネームお彫りする実印と、姓または名のみをお彫りする銀行印・認印があります。

フルネームお彫りするか、姓または名のみをお彫りするかで、料金が異なります。
実印として使用予定でも名のみ彫ったものをご希望でしたら、銀行印としてご注文下さい。
逆に銀行印として使用予定でもフルネームを彫ったものがご希望でしたら、実印としてご注文下さい。
男性の実印は姓名を彫りする場合が多く、サイズは15ミリ丸以上が多いです。
女性の実印は、姓が変わっても使用できるよう名前で彫るのが、よくあります。
但し、一部の自治体では姓名彫ってある印鑑のみ登録可能となっていると言われていますが具体的な役所名がわかりません。

手で彫ったはんこは、同じ書体サイズ・名前であっても当然出来上がりは違います。一方、機械彫のはんこは名前と書体が同じであれば、まったく同じものが出来てしまいます。
例えば、苗字で彫ってある印鑑を、ご夫婦それぞれ 1本ずつ持っていても、印影は同じという事が実際起きてしまいます。
すると 2本のはんこがありながら、「同一世帯で同じはんこを印鑑登録できない」という規定に反するという矛盾が起きてしまうのです。
この為に実印は姓名彫ったはんこのみ登録可能という自治体があるのだと推測されます。
手で彫る本物のはんこ屋は少なくなる一方、機械彫りのハンコ店は増加。ますますこの傾向強まって行くと思われます。
自分のアイデンティティーを表す実印ですから、「世界中に一本しかない」という確信の持てるものを使いたいですね。
個人の銀行印は苗字だけ、または名前だけを彫ります。未婚の女性の方には姓が変わっても使用できる、お名前でつくる事をお勧めします。

【銀行印の文字のレイアウト】

縦入れは上から下に下ろすといい、横入れは止めて、貯まると言われています。印鑑はあくまでも縦書きですので、2文字の横入れは縦で2行、右から左に読みます。つまり、通常の横書きとは逆になります。漢字は縦長にした方が綺麗なので、その意味でも横入れがオススメです。
ただし、画数の少ない漢字は、縦入れの方がバランス良くできる場合があります。
3文字の場合は右に1文字、左に2文字というようにレイアウトすると見栄えが良くなることもあり、単純な横入れ・縦入れではなく、漢字を見てから入れ方をご相談させていただきます。

【サイズ】

実印は男性は15ミリ丸、女性は13.5ミリ丸が一般的でしたが、大きくすると見栄えがすることから男性が16.5ミリ丸、女性が15ミリ丸にすることもよくあります。
ご自身で事業を始める方、法人の代表者の方は実印を使用する機会も多いことから、大きめサイズをオススメします。
銀行印は、実印より大きくしないのが一般的です。大きくしても実印と同じ大きさまでです。
実印を16.5ミリ丸でお持ちの場合はバランスで13.5ミリ丸、実印が15ミリ丸以下でしたら銀行印は12ミリ丸がオススメです。
認印は、12ミリ丸か10.5ミリ丸。文字のレイアウトは通常縦入れです。

個人用印鑑は無地の丸棒を使用します。
印材には、上のしるしとしてさぐり・指あてと言われる凹みがついたもの、丹入りと言われる金丹、銀丹がついたものがあります。
大切な印章は、わざと上のしるしのない印材にして、捺印の際に、上下を確かめて、一拍おいて押す。もう一度、押して良いか考えてから押す。
そのために、しるしのない印材を使用しています。
また、印相体では、はんこを自分の分身と考え、さぐりや丹を傷と考えます。
当店では、通常、傷のない無地丸棒を使用します。

※ 印材の形状は左からそれぞれ、丸棒(細)、丸棒、天丸、角天、角丸ズンドウとなります。個人印は通常丸棒を使用します。

1. 象牙

    アフリカ諸国は、象を保護するためにお金が必要です。保護するための資金を得ることを主目的に、現在も数年に一度、政府公認で象牙が取引されています。
    耐久性、重量感、質感、朱肉となじみが良く印影が鮮明性、どれをとっても最高の印材です。
    使っていくうちに朱肉を吸い上げて行くことから、運を吸い上げるといいます。但し、これは、芯の近くの芯に沿って加工された、象牙の「上」以上についてです。 (象牙のランクは印材屋さんによって表現が違います)
    当店では、「上上」と呼ばれているランクのものを使用しています。
    「目無し」という目が詰まっていて、目がないように見える特別象牙もご用意できます。ご希望の方は、納期、価格をお問い合わせ下さい。
    象牙の並以下は、目が荒いので耐久性もなく、彫りにくいため当店では使用しません。

2. 牛角白(うしつのしろ)

    オーストラリア産の若年牛の角。最初に、オランダ経由で入ってきったため、オランダ水牛と言われていました。
    簡単にいうとオージービーフで、お肉や皮がメインで、角は副産物。
    アメ色のものが一番良いとされています。1本ずつ、色合いが違うのも魅力です。
    捺印性が優れています。彫りやすいです。

3. 黒水牛

    インドの水牛の角を、樹脂を加えて真っ黒く染めたもの。
    本柘に比べて、重さがあるぶん、押しやすさがあります。

    角系の印材は、朱肉の油に強く、植物性の印材より強さがあります。

4. 本柘(ほんつげ)

    御蔵島線の本柘。植物性の印材として、古くから使用されていたもの。
    朱肉の油分を吸ってしまうと、硬くしまり過ぎて、弾力がなくなり、弱くなっていきます。

    捺印の際に、はんこを朱肉にべちゃっと押し付けないことと、使用後、すぐに印面を拭いておくことを心がけて下さい。

実際の用途に関わらず、フルネームでお彫りする場合は実印として、姓または名のみをお彫りする場合は銀行印・認印としてご注文下さい。

実印書体見本

A: 印相体(いんそうたい)

篆書をもとに、八方に広げたもの。文字を太く、枠を細くし、そのコントラストで文字が浮き出るように生き生き見えるのが本来の印相体です。
枠と文字が多く付いていることで、偽造されにくく、手彫りの特徴が出やすい書体です。

B: しぶちか印相体(しぶちかいんそうたい)

印相体と上昇印相体の中間のイメージです。印相体より柔らかいラインで構成し、上向き部分を作ります。文字の美しさを残しつつ上向き部分を作る、店頭で一番人気の書体です。
ご希望で「心」の漢字部分をハート風にします。さらに、ご希望でしたら、“にっこりポイント”も作ることができます。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

C: 上昇印相体(じょうしょういんそうたい)

初代考案の書体で、印相体の字を上向きにしたもの。 何も説明せず、お得意様だけに彫っていたものです。 運気の上向きを願って彫る書体です。 字によっては笑っている感じにできあがることが多く好評です。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

D: 構印相体(かまえいんそうたい)

二代目考案の書体で、角ばった力強さがある印相体です。 家を支える柱のように堂々とした出来上がりになります。 構(かまえ)は、『門構え』からとったもので、男性に人気の書体です。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

E: 行印相体(ぎょういんそうたい)

三代目考案の書体で、行書と印相体をまぜた書体です。 機械彫りでは、絶対できなものを彫るという意欲で完成したもの。 読みやすさがあり、江戸文字のような印象を受けます。 元になるものが存在しない書体なので、大変手間がかかります。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

F: えん印相体(えんいんそうたい)現行と同じ説明

三代目考案の書体で、曲線を多用した印相体で、円を意識したもの。機械彫りが苦手な曲線で、手彫りの特徴を出します。 印影は上昇印相体とは違った楽しい出来上がりになります。 円は『えん』から縁につながり、お客様の福徳円満を願いお彫りする書体です。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。


銀行印・認印書体見本

レイアウトのご希望につきましては、ご注文確認のメールでお尋ねします。

G: 印相体(いんそうたい)

篆書をもとに、八方に広げたもの。文字を太く、枠を細くし、そのコントラストで文字が浮き出るように生き生き見えるのが本来の印相体です。
枠と文字が多く付いていることで、偽造されにくく、手彫りの特徴が出やすい書体です。

H: しぶちか印相体(しぶちかいんそうたい)

印相体と上昇印相体の中間のイメージです。印相体より柔らかいラインで構成し、上向き部分を作ります。文字の美しさを残しつつ上向き部分を作る、店頭で一番人気の書体です。
ご希望で「心」の漢字部分をハート風にします。さらに、ご希望でしたら、“にっこりポイント”も作ることができます。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

I: 上昇印相体(じょうしょういんそうたい)

初代考案の書体で、印相体の字を上向きにしたもの。 何も説明せず、お得意様だけに彫っていたものです。 運気の上向きを願って彫る書体です。 字によっては笑っている感じにできあがることが多いです。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

J: 構印相体(かまえいんそうたい)

二代目考案の書体で、角ばった力強さがある印相体です。 家を支える柱のように堂々とした出来上がりになります。 構(かまえ)は、『門構え』からとったもので、男性に人気の書体です。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

K: 行印相体(ぎょういんそうたい)

三代目考案の書体で、行書と印相体をまぜた書体です。 機械彫りでは、絶対できなものを彫るという意欲で完成したもの。 読みやすさがあり、江戸文字のような印象を受けます。 元になるものが存在しない書体なので、大変手間がかかります。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

L: えん印相体(えんいんそうたい)

三代目考案の書体で、曲線を多用した印相体で、円を意識したもの。機械彫りが苦手な曲線で、手彫りの特徴を出します。 印影は上昇印相体とは違った楽しい出来上がりになります。 円は『えん』から縁につながり、お客様の福徳円満を願いお彫りする書体です。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

M: 読める印相体(よめるいんそうたい)

楷書をベースに八方位の枠に文字が接するように伸ばしていく 読みやすい印相体です。当店オリジナル書体です。 認印にオススメです。

* オリジナル書体ですので、他店では注文できません。

N: 古印体(こいんたい)

みとめ印として使用したい方にオススメ。 太いところ、細いところがあり、読み易い書体です。 一般に売られているミトメ印も本来この書体なのですが、 既製品は機械彫りなので丸ゴジック体のように見えます。

実印はフルネームお彫りする料金、銀行印・認印は姓か名のみお彫りする料金とさせて頂いております。
印鑑登録する予定の印章のご注文でも、例えば名のみお彫りする場合は、銀行印・認印としてご注文頂き、コメント欄に実印として使う旨の記載をお願いします。また銀行印として使用予定であってもフルネームで作成したい場合は、実印としてご注文下さい。

尚、新規の印鑑登録はフルネームしか認めない自治体が稀にあると言われています。
姓のみ名のみだけで実印をとお考えの方は、ご注文前に必ず、印鑑登録をされる自治体にご確認下さい。

実印のお値段

本柘黒水牛牛角白象牙
12 ミリ丸16,300-24,900-41,400-64,200-
13.5 ミリ丸17,700-29,400-49,000-83,800-
15 ミリ丸21,000-32,700-55,500-99,000-
16.5 ミリ丸24,000-37,200-58,800-109,400-
18 ミリ丸28,500-44,800-69,600-126,800-

銀行印・認印のお値段

本柘黒水牛牛角白象牙
10.5 ミリ丸11,400-13,900-27,500-40,300-
12 ミリ丸13,300-18,800-34,200-54,300-
13.5 ミリ丸15,300-22,400-36,000-71,100-
15 ミリ丸18,500-27,000-44,000-85,200-
16.5 ミリ丸21,100-31,600-49,000-93,400-

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