丸印の形状には、キャップがあり、上のしるしが付いた天丸と何もしるしのない無地丸棒があります。
通常、篆書体、古印体では天丸を使用し、印相体では丸棒を使用します。
どの書体でも、どちらの形状も選択可能です。ご希望がありましたら、オーダーフォームのコメント欄に記載下さい。
実用性をとると天丸、縁起をとると丸棒になります。
角印の形状には、くぼみがあり、上のしるしの付いた角天と何もしるしのない角丸ズンドウがあります。
通常、篆書体、古印体では角天を使用し、印相体では角丸ズンドウを使用します。
どの書体でも、どちらの形状も選択可能です。ご希望がありましたら、オーダーフォームのコメント欄に記載下さい。
実用性をとると角天、縁起をとると角丸ズンドウになります。
1. 象牙
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アフリカ諸国は、象を保護するためにお金が必要です。保護するための資金を得ることを主目的に、現在も数年に一度、政府公認で象牙が取引されています。
耐久性、重量感、質感、朱肉となじみが良く印影が鮮明性、どれをとっても最高の印材です。
使っていくうちに朱肉を吸い上げて行くことから、運を吸い上げるといいます。但し、これは、芯の近くの芯に沿って加工された、象牙の「上」以上についてです。 (象牙のランクは印材屋さんによって表現が違います)
当店では、「上上」と呼ばれているランクのものを使用しています。
「目無し」という目が詰まっていて、目がないように見える特別象牙もご用意できます。ご希望の方は、納期、価格をお問い合わせ下さい。
象牙の並以下は、目が荒いので耐久性もなく、彫りにくいため当店では使用しません。
2. 牛角白(うしつのしろ)
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オーストラリア産の若年牛の角。最初に、オランダ経由で入ってきったため、オランダ水牛と言われていました。
簡単にいうとオージービーフで、お肉や皮がメインで、角は副産物。
アメ色のものが一番良いとされています。1本ずつ、色合いが違うのも魅力です。
捺印性が優れています。彫りやすいです。
3. 黒水牛
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インドの水牛の角を、樹脂を加えて真っ黒く染めたもの。
本柘に比べて、重さがあるぶん、押しやすさがあります。
角系の印材は、朱肉の油に強く、植物性の印材より強さがあります。
4. 本柘(ほんつげ)
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御蔵島線の本柘。植物性の印材として、古くから使用されていたもの。
朱肉の油分を吸ってしまうと、硬くしまり過ぎて、弾力がなくなり、弱くなっていきます。
捺印の際に、はんこを朱肉にべちゃっと押し付けないことと、使用後、すぐに印面を拭いておくことを心がけて下さい。